【修理関連のHP一覧】 下段のHP名をクリックすれば見られます。
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閑人の暇つぶし

★【注意事項】★
   この方法で約3年前に取り換えたVDS-604Lが、先日、突然、ファンが回転しなくなりました。 原因はファンを回転させるモーター本体の不良と分かりましたので、メーカーに問い合わせると購入後、約3年をすぎ、保証期間を過ぎているので、修理は有料 との回答でした。これでは、取り換えても、数年でモーターが故障する可能性があり、そのたびに有料での修理では不経済、かつ、煩わしいので、別のメーカーのモーターを購入して取り付けています。
   なお、故障状況はHPの巻末に掲載しています。



★このHPの内容につて
★自宅台所で長い間使用していたタカラ スタンダード製レンジフード・換気扇【VD-60】が故障はしていませんが、老朽化したため、自己流で後継機【VDS-604L】に取り換えを行いました。このHPでは実施中、気が付いたことを記載していますが 省略した箇所もありますので詳細は、「設置説明書」を参照願います。

・前半は、撤去するレンジフード・換気扇(VD-60)の取り外し方法。
・後半は、新設するレンジフード・換気扇(VDS-604L)の取り付け方法

    について説明しています。

★使用する工具類等
・ドライバー
・電動ドライバー---無くても支障はありませんがあれば楽に作業が出来ます。
・手袋(軍手)-------油まみれに汚れたVD-60を撤去する時に手が汚れないようにするため。


★新設する機種の選定につて
★レンジフード・換気扇は多くのメーカーの製品がありますが、排気口が家屋の壁を貫通して取り付けてあり、ファンの取り付け位置やサイズなど他社製品との互換性について、知識がありませんでしたので、 万が一、規格が合わず取り付けられないリスクを避けるために、撤去するレンジフード(VD-60)の製造メーカー(タカラ スタンダード社)へ後継機種について問い合わせ、この機種(VDS-604L)を選定しました。





・取り換え前(VD-60)

・取り換え後(VDS-604L)





(1)撤去するVD-60の外観。

・ほぼ毎日使用していましたので、外観や内部にあるファン周辺などに、油などの汚れが目立ってきました。換気扇は台所の壁の左端に設置されており、左右上下とも余分なスペースはありません。



・換気扇のファンを屋外から見た様子です。ファンシャッターも油で相当汚れていました。




(2)前面フードの外し方

・作業の前に換気扇の真下に設置してあるガスレンジを作業の邪魔になるので外しました。
①AC100Vの電源コードをコンセントからを抜き、
②2枚のフィルターを外し、
③フード内にある2P、3Pのコネクタの配線を外しました。
④次にフードを外すために左右に付いている蝶ねじを緩めて、前面フードを前方に引けば簡単に外れるはずでしたが、油が粘着していて簡単に外れませんでしたので、マイナスドライバーを隙間に差し込みながら外しました。




(3)換気扇の外し方

①ファンカバーの下側にある「化粧ネジ」を外し、ファンカバーを外しました。
②ファンは、上部についている2コの「蝶ねじ」を緩め、手前に引けば、簡単に外すことができます。ファンシャターも一緒に外れます。
・油でべとべとで、手が汚れるので軍手を使用しました。




(4)本体の外し方

・ネジに本体の加重が掛かっているので硬く、インパクトドライバ―があると楽に作業が出来ます。
・本体は4本のねじで壁に固定されています。1人での作業なので
①最初に上の方のねじ2本を外しました。この時に念のため、本体が固定され落下しない事を確認してください。
②次に本体を上にずらして外すので、下にあるだるま孔の2本のねじを2~3mm程度緩めて、
③本体を少し上へ持ちあげ、手前に引いてダルマ孔から外しました。
・本体は大きく 7~8kgの重量があり、高く、狭い場所での1人で行なったので、苦労しました。


・撤去するVD-60では下の方の穴2個がダルマ孔になっていましたが、後継機のVDS-604Lでは逆に上部の2箇所がダルマ孔になっていましたので、本体を取り付けやすくなりました。




(5)本体を外し終わった状態。

・本体を撤去した状態です。正面にファンを取り付ける正方形の木枠が見えます。




(6)取り外したレンジフード・換気扇類。

・長い間、使用していたので、油にまみれ、動いていたのが不思議な感じがするくらい汚れていました。
・当日、車で7~8km先にある市営の無料ごみ処理施設に不燃性粗大ごみとして持ち込み、廃棄しました。







(1)梱包状態(VDS-604L)

・通販で購入したため、宅配便で配送されてきました。



・全体でほぼ15kgの重さがありました。




(2)本体からファンの取り出し

・コンパクトに梱包するためか、ファンは本体の中に入っていて、やり方が悪いのか簡単に取り出せないので、本体の前面のパネルを外し、ファンを取り外した後、パネルは元に戻しました。(本体は上下逆に置いています。)




・本体(約7kg)、ファン(約4kg)、前面フード(約3.5kg)の3つの部品で構成されています。(本体は上下逆に置いています。)





(3)換気扇取付孔の打ち抜き

・ファンを付ける正面向かい方向にある取付孔をハンマーやドライバーなどで軽くたたくと、簡単に外れます。
・当然の事ですが、4個ある取付孔の位置は撤去したVD-60と同じ位置に設定されていました。(本体は上下逆に置いています。)





(4)問題発生-----AC電源線のルート変更

・新設するVDS-604LのAC100V電源線は本体の右上部から出るように配線されていて、換気扇を取り付ける両脇の位置には、AC100V電源線を通すスペースがなく、 この状態では配線が露出してしまうので、換気扇の本体内部を経由するルートに変更するため、一時、AC100V電源線を本体から取り外しました。



・VDS-604LのAC100V電源線は、このように本体上部から配線するようになっています



・写真のように、本体の左右にスペースがないため、AC100V電源線を上部から配線した場合、右下に設置してあるコンセントまでの配線が露出する状態となってしまします。



①AC100V電源線が露出しないように本体内部を通るルートに変更を行うため、このねじを外し、AC100V電源線を、一時取り外しました。再取り付けは【(8)AC100V電源線の配線ルート変更】で説明しています





(5)本体の取り付け

・本体を壁に固定するネジ4コの穴の位置は全く同じでしたが、2コのだるま孔の位置がVD-60では、下部に付いていましたが、VDS-604Lでは上部に付いていました。
・ネジ穴は抜き取った同じ箇所を使用するので、念のため、強度を高めるため、付属部品の 3.8×38mmのネジより、少し長めのネジを使用しました。



1人での作業なので
①最初にダルマ孔を引っ掛かる上側の2コのネジを最後まで締め付けないでダルマ孔が引っ掛ける隙間(5mm程度)を残して取り付けました。暫定的に2本のネジに本体(約7kg)の加重がかかるので確実に締め付けて下さい。




②次に本体のダルマ孔を上部に取り付けた2個のネジに引っ掛けました。
★本体は大きく7kg程度あり、1人で行なったので、なかなか本体のダルマ孔を2個のネジに引っ掛ける事が出来ず苦労しました。全工程の中でここが一番の難関でした。
(手伝う人がいればこんなに苦労はしなかったと思っています。)




③次に本体のダルマ孔は上部の2本のネジに引っ掛けてあるので、本体から手を離し、下部にある2本のネジを取り付けました。
④その後、上部のダルマ孔を引っ掛けている2本のネジを最後までねじ込みました。これで本体は壁に固定されました。





(6)ファンの取り付け

①取り付け前に、前面のシャーターを固定しているテープを剥がし、ファンを上部にある2個の蝶ねじで木枠に固定します。



②次に、ファンを取り付けます。この大きなネジは「lock,unlock」の刻印がされているように、逆ネジ(締める時に時計回りと逆)なので、左に回して固定します。




③次に、ファンカバーを取り付け、〇印の化粧ネジで固定します。
※取り付けて約3年の使用で、このファンのモーターが故障したので、取り換えています。





(7)前面フードの取り付け

①次に前面フード(重さ約3.5kg程度)を取り付けます。前面フード上部にある引掛け金具を本体上部の曲げ部に差し込みます。本体に前面フードを引っ掛けているような状態になります。




②前面フードを本体に、左右2か所ネジで固定します。VD-60では蝶ねじを使用していましたが、VDS-604Lは普通のトラス小ねじが使用しているのでドライバーで締め付けました。
③次に本体のファン部分と前面フードのスイッチ類からのリード線を3Pコネクタで接続しました。




(8)AC100V電源線の配線ルート変更

①本体の上部に出るようになっていた配線ルートを図面のような下部へのルートに変更しました。




②前に外したAC100V電源線の2Pコネクタをファン部分のリード線と2Pコネクタに接続し、本体の隅を下の方へ流しました。




③AC100V電源線はフィルターの取り付けに邪魔にならないようにフード内の隙間を通し、ワイヤクランプ(配線止め具)で固定しました。




④本体から出たAC100V電源線を壁のコンセントに接続しました。





(9)フィルターの取り付け

・フィルターの取り付け方法はVD-60と同じ方法で2枚のフィルターを奥に方に押せば簡単に取り付けられます。





(10)確認事項

①電源をONにし、ファンが回転し、屋外にあるファンシャーターが平行に開く事。
②OFFにするとファンが停止し、ファンシャーターが閉じることを確認しました。




③VD-60には照明は付いていませんでしたが、VDS-604Lには証明用に40Wミニ電球が添付されていましたので、節電のためLEDランプに取り換えました。





(11)取り換え工事終了

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・無事、取り換え工事はすべて完了しました。





★狭い台所での作業でかなり重量があるレンジフード本体の取り外し、取り付けなどを含め、すべて1人で行いましたので、 作業の実時間は2時間程度でしたが、作業手順の検討、設置説明書の不明な点の確認、電源線のルート変更、昼食・休憩、撤去したVD-60のごみ処理施設への車での持ち込み、などで、 ほぼ1日の工程となりました。作業自体はドライバー以外の工具は特に必要なく、難しい工法や電気工事も無いので、想像していたより簡単に出来ましたが、重量のある本体の取り外し、 取り付け時に手助け(女性や中学生以上の子供でも十分)があれば、安全にもっと早く作業を終わすことができたかなと思っています。



追記★ファン用モーターの故障状況


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・故障したファン用モーター(〇印)です。設置して約3年後、回転しなくなりました。モーターに銘板はありませんでしたのでメーカーなどは分かりませんでしたが、左下にあるシャッター開閉用小形モーター(□印)はインドネシア製のようでした。



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・シャッター開閉用小形モーターは正常に動作しており、故障したモーターまでのケーブルやコネクタをチェックしましたが異常ありませんでしたので、モーター本体の故障と判断しました。


※私はこれまでの経験上、モーターは通常10~20年間、故障しないで使用できると思っていましたので、わずか3年程度(実際使用するのは1日あたり2~3時間)の使用で故障したのには驚きました。メーカー修理では 、購入した価格の半分ぐらいの費用がかかるようなので、自分で互換性のある信頼できる他社のモーターを購入して取り付けました。




以上です。ありがとうございました。





上記以外にもHPを作成していますので、暇な時にでも見ていただければ幸いです。
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